
オリバログトップ > 2008年7月
<<ストーリーマイム「壊れたロボット のぞみ」>>は花や緑を愛する心優しいロボットの物語。
でもパントマイムなので台詞はいっさいなく、
音楽とパフォーマーの動きだけでストーリーが展開します。
パフォーマーはロボットのお面(っていうのかな?こういうの)を被ってるので表情すら分からないんですが、
音楽と動きだけで、ちゃんとストーリーとロボットの気持ちが伝わってくるんです。
最初「ちっちゃい子にはちょっと難しいかな...?」と思ったんですが
幼稚園くらいのお子さんも真剣に魅入ってました。
ロボットが壊れてしまう場面では涙ぐむ人も...。
ラストは見てのお楽しみですが、見たあとはきっと心が温かくなるはず。
リバ・ナガタもホロリときちゃいました。
リバでの公演は8月3日(日)までなので、未見の方はぜひ今週末にでも見に行ってみてください。
パフォーマーののぞみさんは今大注目の若手アーティストで
『さかのぼれども、青』。
そのタイトル、
そしてチラシのイラストが印象的で
以前から気になっていたお芝居です。
その『さかのぼれども、青』に出演される
北九州芸術劇場での上演は8月22日(金)より3日間。
「珍しく、もう脚本ができてるんです!(笑)」と沖田さん。
今回の脚本はのこされ劇場≡の主宰であり、演出家でもある市原幹也さん自ら手がけたもの。
描かれているのは市原さんの家族の、そしておじいさんの物語。
「でも完全なノンフィクションというわけではなく、
市原が故郷・山口の瑞々しい風景や透きとおった川の流れをイメージしつつ、記憶を紡いだものなんです」(沖田さん)
最近出来上がったばかりの脚本を読んで、沖田さんはまず「泣きました」と。
「私はのこされ劇場≡の初期メンバーなので、市原が見てきたことや経験してきたことを、仲間の中でも少しは多く知っていて、それだけに書かれている内容が痛いというか・・・切なくて」。
特に沖田さんの胸にせまったのが、おじいさんのお葬式のシーン。
(市原さんは今年、おじいさんを亡くされています)
棺桶の中で、たくさんの花に埋もれたおじいさん。
棺の中にぼろぼろと落ちる、家族の涙。
そこで主人公<ぼく>にだけ見えた、ある風景・・・。
「私は北九州生まれの北九州育ちで、引っ越しをしたことすらない。「ふるさと」がないんです。なのにそのシーンで「ふるさと」を思って、ものすごく切なかった。見せ方として抽象的な部分もあるので、人によっては難しいと思う方もいるかもしれません。けどストーリーを理解するというより、イメージを共有して欲しいというか...。自由に、素直に、「感じて」もらえたらと思っています」(沖田さん)
こうして沖田さんのお話を聞いているだけでも
大切な人を亡くした自身の記憶が蘇って......切ない、でもなんだか温かい気持ちになりました。
それぞれの大切な人、大切な場所に繋がっている。
『さかのぼれども、青』はそんなお芝居のようです。
「北九州芸術劇場は日本一の劇場、私たちの誇りです! もっともっと多くの方に、その素晴らしさを知って欲しい。演劇の面白さを知って欲しいんです。あまり先入観を持たずに、もっといろんな舞台を見てみてください。きっと「大好き!」と思えるお芝居に出会えるはずですから」(沖田さん)
かわいらしくて、聡明で、繊細なのにパワフル。
『さかのぼれども、青』、
気になる方はぜひ、のこされ劇場≡のHPもチェックしてみてくださいね。
のこされ劇場≡HP → http://nokogeki.com